Photo works (since 1998)

their site/ your sight プロジェクト

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スナップ写真や、既成の雑誌の中の人物や乗り物、建物等を切り立て、ポップアップの様に立ち上がらせる。2D(平面)の中のモチーフの持つスケールを立ち上がらせる事により、3D(立体)として存在させ、そのスケールギャップを明らかにする。その時、観覧者は2Dの世界での奥行きやスケールを自らコントロールしている事に気がつき、また新たに作品が存在する空間での認識の行き来を明快に理解する事ができる事を狙った作品。この作品は、インスタレーションでの展開と同時に、一度立体に起こしたモチーフの有り様を明快にさせる為に写真作品としての展開も継続。

Photo works

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daily life シリーズ(1998)

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2003年に、雑誌での作品を制作した直後から、「雑誌を散乱させたインスタレーションをしたい」と機会を待っていた。2005年、古い家屋を改築したギャラリー「マルチプルチョイス」にて、その念願が叶った。

マルチプルチョイスは、壁は白く塗り、床は板張りになっていた。窓はそのまま、旧式の木枠の窓であったので、少し日常的な雰囲気が残っていた。あえて、その床にカーペットを敷詰め、あたかも持ち主のいる部屋のように改装した。

一見、片付けられていないような雑誌の山。それぞれに目を凝らすとその中の人物たちが立ち上がり、ポーズをとったり、動いたり、しているのに気がつく。

雑誌の中の写真、人物、風景は、日常の生活の中で手のひらにとり、ページをめくって鑑賞される。そのため、身体的にもスケールギャップを感じる事が出来るものである。また、膨大な情報が何層ものレイヤーになりおさめられている。切り抜かれたモチーフの「穴」のほうには、次ページのイメージやテキストが顔をのぞかせる。

それは、あたかもモチーフの陰のように見え、また雑誌の構造を物理的にだけでなく、「情報」の象徴として示す事を可能にした。

「情報」のアイコンとして、今回の材料である雑誌が機能する事により、現代社会の中で、「視覚」と「情報」との関係も示す事が出来た作品。

この展開は、2006年の川崎市民ミュ−ジアム等でも継続している。

Fiction’s Flight シリーズ(2003)

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2001年9月11日(セプテンバーイレブン)について、1人の人間としてショックを受けた。同時に、これまでの作品や重要なプロジェクトの中で、モチーフとして「飛行機」を利用してきた事を振り返らざる得なくなった。突如、私の中の移動手段としての「飛行機」が「武器」になった事実に恐怖し、制作を続ける事に、罪悪感を感じた。

「飛行機を飛ばしてください」と友人、知人にお願いして「架空のフライト」を撮影する事を思いついた。私たちは、これを「楽しい旅」とするのか?「誰かの恐ろしい企み」と考えるのか?を「Fiction’s Flight」の操縦士(被写体の人物)と、その作品を見る人に委ねると撮影の間に決心した。